Orbiter主要な特徴は、まるでカメラにレンズを脱着するように、素早く簡単に交換することができる交換式光学系です。複数の光学系に交換でき、ビームや出力、または色品質はそのままに、現場で求められる光をより自由に出力できます。Orbiter内のクイックライティングマウント(QLM)により、複数な光学系を交換することで、1つのライトで多種多様な光を作りだすことができます。
15º、30º、60ºを含む複数のビーム角度で高出力の指向性の光のビームが得られます。長距離の投光や、広く帯状の照明を行う場合に最適な選択肢です。
15º、25º、35ºの固定ビーム角度が利用でき、将来的には、より広い角度も追加される見込みです。ズームプロジェクション光学系は、あらゆる用途でフレキシブルな使用が可能です。
ファブリックを用いた球状構造のドーム光学系は、半径別に大(約0.9m)、中(約0.5m)、小(約0.25m)の3種類です。ドームは無指向性の光を発するため、広いエリアへの照明を行い、美しくソフトな光の質を得るのに適しています。
ライトバンクアダプターは、ChimeraおよびDoP choice製品の直接取り付けポイントとなります。取り外しが簡単で追加の光学系要素も不要なこのアダプターは、驚異的な出力の制御されたソフトライトを実現します。
Orbiterは高輝度で指向性が強い光を照射することができ、ARRIがOrbiterのために新しく開発したLEDライトエンジン「SPECTRA(スペクトラ)」は、対象物の輪郭をするどく際立たせるハードシャドウを創り出すことができます。
光学系 | 交換式光学系 |
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開口径 | 42 mm(光学系なし) |
ビーム角 | 80°(光学系なし、ハーフピーク アングル) |
重量 | フィクスチャーのみ:11.7 kg マニュアルタイプ:14.2 kg ポールオペレーションタイプ:14.9 kg |
ハンドリング | クイックリリース付アルミヨーク、高強度ティルトロック、 ポールオペレーションタイプ(パン・ティルト) |
マウンティング | ダボ径 28 mm (ジュニアピン) |
傾斜角度 | +/-90°(乾燥した場所) +75° / -90°(水気・湿気のある所でレインカバー使用した場合) |
消費電力 | 400 W(公称値)、500 W(公称値) |
入力電圧範囲 | 100~240 V 以上、50~60 Hz |
主電源接続 | powerCON TRUE1 TOP (Bare Ends / Schuko / Edison、日本・中国向けケーブルあり) |
DC 電圧範囲 | 48 - 52 V |
バッテリーコネクター | XLR3P(ピン1:マイナス、ピン2:プラス) |
色温度モード | 2,000K~20,000Kでの連続可変 |
カラーモード | CCT、HSI、RGBACL、X/Y Coordinates、Gel Selection、 Source Matching、Color Sensor、さらに、個別に色を微調整できる拡張カラーコントロール(ECC)機能搭載 |
色温度許容誤算 | 3,200K~5,600K : ±100K(公称値)、±1/8 グリーン-マゼンタ(公称値) |
高演色モード | CRI平均 > 98 TLCI平均 > 95 TM-30平均 > 94 |
グリーンマゼンタ調整機能 | 無段階調整が可能 (フルマイナスグリーンからフルプラスグリーンまで) |
調光 | スムーズな0~100 %の連続調光、線形/指数/対数/S字カーブ |
コネクティビティ | PoEを使用した取外式コントロールパネル、5ピン DMX インおよびスルー、イーサネット およびスルー、USB-A ポート×2、USB-Cポート、SDカードスロット、Sync入力 |
制御系 | DMX 512(8 & 16 bit)、リモートデバイスマネジメント(RDM)フル E1.20 RDMを標準実装、LumenRadio CRMX¹(DMX&RDM)によるワイヤレス制御、ArtNET、sACN、取外式コントロールパネル、統合ウェブポータル |
筐体色 | ブルー/ シルバー、ブラック |
動作環境温度 | -20 ~ +45 ℃ |
保護クラス | Ⅰ |
IP等級 | IP20(レインカバーなし) |
概算LED寿命(L70) | 50,000 時間 |
寿命後の推定色変化(CCT) | ±5% |
仕様書および適合宣言書 | CB, CE, ENEC, cNRTLus, ICES, FCC, PSE, MIC, KC, SRRC, RCM, IFT, TRA, ETA, ANATEL, ENACOM, NTC |
※全ての仕様は代表値です。予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
注1:ブランド:LumenRadio AB、機器:CRMX TiMo、モデル:200-1502、製品:Orbiter 2.4G ワイヤレス コントロール モジュール、周波数域:2402〜2480 MHz、動作周波数:2402〜2480 MHz、出⼒:17.51 dBm、チャネル数:79、チャネル間隔:1 MHz、変調形式:GFSK
モバイルアプリ「ARRI Photometrics」をApp StoreまたはGoogle Playでダウンロードして、ARRI製ライトの測光特性をご確認ください。
注2:30°のオープンフェイス光学系のみ
将来のデジタル照明において、データは不可欠です。Orbiterは多様なセンサーによって、周囲の状況を検知し、これによって高度なオペレーションやスマートな自動化、メタデ ータの流れを可能にします。
幅広い用途に対応し、多彩な演出ができます。
驚きの出力と汎用性を備えるOrbiterは、映画撮影にパーフェクトにフィットする指向性のある灯具です。オープンフェイスまたはプロジェクション光学系を用いて長距離の投光をする機能は、同時にソフトライトとしても使用できることから、今日のペースの速いフィルムセットに必要な柔軟性をもたらします。人間工学に基づく洗練されたデザインと直観的なユーザーインターフェイスが特徴的な新型コントロールパネルは、現場での照明の操作と制御を容易にします。ソフトウェアの機能と優れた接続性により、Orbiterはダイナミックライティングのセットアップにおける究極のパートナーとなります。
劇場およびライブエンターテインメント市場にとって、プロジェクション光学系は重要な機能です。類似製品よりも大幅に明るい優れた出力が得られるOrbiterは、演劇やライブ公演に必要なあらゆる要素を備えています。ビーム本来の高いクオリティにより、高精度で、ゴボ、カッター、アイリスによって成形できる完璧な光の円をつくりだすことができます。ARRI Spectraライトエンジンは質の高い白色光と、大量の飽和色あるいはシンプルに色を付けた光を生み出します。
スタジオまたはロケでのセットに適した放送局の新たな強い味方となる照明機材、それがOrbiterです。プロジェクション光学系により、放送局はスタジオ内で制御された高品質の照明を使用できるようになります。SkyPanelと組み合わせれば、スタジオ撮影におけるパーフェクトな照明が可能になります。オープンフェイスの光学系またはライトバンクのオプションの場合は、非常に強力な指向性出力、またはソフトに包み込むライトフィールドが得られます。Orbiterは、バッテリー駆動によって移動中でも簡単に使用できます。
スチルフォト撮影で求められる連続照明についてもOrbiterはこれまでにない素晴らしい能力を発揮し、ワークフローの進行において重要な役割を果たします。Orbiterの指向性光源でSkyPanelの強力な機能を用いることで、無数の色の可能性を秘めたハードシャドウを得ることができます。表面で反射させる場合も、対象に直接当てる場合も、Orbiterは美しい色再現に必要な出力を提供します。八角形のライトバンクは、点光源からビューティー撮影に最適な優れたソフトライトへと光の特性をわずか数秒間で変化させます。
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